2016年度アカデミー賞における演技部門でのノミネート者がすべて白人だったことに批判が集まっている。
アカデミー賞とは次のようなものです。
「アメリカ映画の祭典」という冠詞を付けられることが多い事からも分かるとおり、基本はアメリカ映画を対象とした映画賞であり、作品の選考対象も「1年以内にロサンゼルス地区で上映された作品(詳細は後述)」と比較的狭義である。
しかし、その知名度と世界三大映画祭よりも古い歴史を持つ権威ある賞であるため、マーケットへの影響力は国際映画祭の各賞以上に大きく、受賞結果が各国の興行成績に多大な影響を与える。このため各国のマスコミは「映画界最高の栄誉」と報道することが多い。
受賞すると、賞の名称を刻印したオスカー像と呼ばれる金メッキの人型の彫像が贈られ、賞金の類は一切付与されない。
毎年11月に予備選考が行われ、翌年の1月にノミネートが発表される。その後、映画芸術科学アカデミー会員の投票が行われ、2月の最終日曜もしくは3月の第一日曜に授賞式が行われる。
アメリカでは非常に注目度の高いイベントの一つであり、第85回のテレビ中継の視聴者数は4030万人である。スーパーボウルなどNFLの一部の試合中継に次いで、アメリカで最も視聴者数の多いコンテンツの一つになっている。
(※出典:Wikipedia)
ネットの反応:
アカデミー賞の演技部門にノミネートされている俳優が二年連続で白人だけだったことに対して「人種差別だ!」と黒人監督らが授賞式ボイコットを表明したらしい。我々日本人の感覚で言うと、候補者の中に必ず人種的マイノリティーが入るよう「配慮」することの方がかえって差別的だと思うが…。
— 片岡K (@kataoka_k) January 26, 2016
米アカデミー賞白百合化批判に対するシャーロット・ランプリングの批判(白人差別では?)とマイケル・ケインの感想(良い演技をする黒人俳優がいなかったからでは?)を並べると、原因の一端であると思われるアカデミーメンバーの極端な高齢化とあわせて、「老害」という言葉を悲しく思い出す。
— Midori Fujisawa (@midoriSW19) January 24, 2016
.@midoriSW19 米アカデミー賞白百合化に対するサタデーナイトライブのカウンターパンチ。😹😹😹😹😹😹😹😹😹 架空の映画賞「映画ギルド賞」男性俳優授賞式:https://t.co/2etlUPR9NS
— Midori Fujisawa (@midoriSW19) January 26, 2016
ウィル・スミス嫁のアカデミー賞ボイコット呼び掛けに何とか言う黒人女優が「ファンのお陰で金持ちになれたのに、旦那がノミネートされなかったらキレるんか」とか反論してたのを何度も報道すんの、白人メディアは表立って言えないから彼女の発言を利用してるよーにしか見えない
— chloeyuki (@chloeyuki) January 21, 2016
パパがアカデミー賞の白人黒人問題についてぼそっと『もう全員猫だったらいいのに。猫だったら可愛いじゃん』だって😹すごく笑った。
— annie the clumsy (@annietheclumsy) January 20, 2016
アカデミー賞を選ぶ会員が高齢白人男性に偏っている問題は、黒人女性のアイザックス会長が多様な国籍や人種、性別の映画人に会員招待を送ることで改善を図っているけれど、まだまだ。でもそれは白人男性が支配的な欧米映画業界の鏡映し。そこを抜本改革せずアカデミーだけ批判しても始まらないと思う。
— Erika Toh (藤えりか) (@erika_asahi) January 20, 2016